メディアでのコマーシャルに関して
日本では、以前タバコのコマーシャル(広告)が放送、新聞、雑誌などのメディアで頻繁に行われていたが、青少年の喫煙を促すとともに健康への悪影響を懸念する意見が多くなったことから、段階を追ってコマーシャルを規制する動きが出ている。 まず業界の自主規制として、
- 1985年4月から特に未成年者が多く視聴すると想定される18時~21時の時間帯のテレビコマーシャル放送、並びに女性・少年向け(読者層の50%以上が未成年のもの)の広告掲載禁止。また未成年者に人気のあるタレント等をCMに起用してはならない
- 1987年女性が喫煙するシーンの使用禁止
- 1989年テレビコマーシャルの放送禁止時間を早朝5時からに拡大
- 1995年10月より週末(土曜、日曜)の放送媒体を使ってのコマーシャルを終日禁止。平日についても放送禁止時間帯を23時まで拡大。また学校の正門から100m以内の地域に屋外看板広告を掲出することを禁止
- 2002年6月少年向け雑誌の広告規制を読者層の25%以上が未成年のものに強化
- 2005年4月、放送媒体でのタバコのCMを全面禁止
2004年10月以降は指針改正により、
- これまで自主規制だったテレビ・ラジオ・インターネットや映画上映前広告などでの広告の法的禁止
- 駅構内・電車やバス・タクシーなどの公共交通機関や、屋外看板における広告の禁止(ただし、たばこ販売店での広告・自動販売機に貼付する広告は残存)
- 新聞での広告の制限(1年間で1社当たり12回以内)
- 味のテスト用見本たばこ(街頭でのサンプリング)の配布は、成人のみが利用できるところに限る(かつては秋葉原駅前などで良く行われていた)
などが順次実施されている。
- テレビCMが行われた頃、CMの冒頭、または末尾に「未成年者の喫煙は禁じられています。」という文言を入れていた。後年はこれに加え「健康のため、吸い過ぎに注意しましょう。」、あるいは「あなたの健康を損ねる恐れがありますので吸い過ぎに注意しましょう。」という文言が追加された。
- 通信カラオケシステムの背景映像に、普通列車の車内で喫煙しているシーンが映し出された映像がかつて使用されていたが、普通列車全面禁煙化にともない、別の映像に差し替えられたケースがある。しかし、最近DAM等の機種で採用されている歌手本人出演映像で歌手が歩き煙草をしているシーンが映し出されたりしているケースがあり、カラオケの背景映像で喫煙シーン自体を自粛する傾向は未だあまり広がっていない。
- 2006年に入ると、日本では日本医師会が「たばこをやめましょう」のキャッチフレーズで、禁煙を呼びかけるテレビコマーシャルの放映を開始した。(ただし、「医師の中に多数の喫煙者 - ともすれば愛煙家が存在するため、非常に説得力に欠ける」との批判が少なくない)
- また、現在は規制を定めていなかったり、あるいは自主規制をしている各種イベントのスポンサー活動へのタバコの銘柄露出などの規制を強化する動きも検討されている。
- しかし、たばこ会社が喫煙マナーを訴える間接広告は規制されておらず、ニュース番組などでたばこに関する報道がほとんど行われない。
- たばこ産業に有利になるような報道がされるのは、これらの番組にたばこ会社がスポンサーとしてついているからだという有識者の意見がある。